2009年06月07日

倉田ペッパーの倉田社長にお会いしました。

今日は、倉田ペッパー社長の倉田さんにお話を伺いました。倉田さんは、カンボジアで最高品質のコショウを化学農薬を使わない自然農法で栽培されています。現地の雇用も20人を超しており、栽培面積を拡大するなど、ビジネスを着実に展開されています。
しかし、倉田さんもここまでの道程は決して平坦ではなかったとのこと。1992年に初めてNGOスタッフとしてカンボジアの地を踏まれ、経済の重要性、特にカンボジアから輸出できるほど高い品質の商品を作ることの重要性に気付かれたそうです。人件費などの製造コストの安さを売りにするのではなくて、付加価値の高い産業を地方の農村で、農家の人たちと一緒に作っていく事業を開始されたのです。日本でお金を借り、返済に迫られながらの、試行錯誤の日々。最初の畑では、出荷できるようになるまでに5年間かかったそうです。一時期は諦めようとまで思われたこと、それでもトライし続け、そのような中での出会われた人々とのエピソード(素晴らしい奥様との出会いも!)。

また、倉田さんがvice chairを務められるカンボジア有機協会のお話では、カンボジアで有機栽培をすることの難しさをお話頂きました。カンボジアでは食品安全基本法など、最低基準となるべき土台がなく、試験場や審査機関といった、食の安全に必要なインフラがありません。目に見えない安全のような概念はカンボジアの人々に伝わりにくい部分ではあるけれど、まずは食の安全からしっかり教育を根付かせていかなければならないおっしゃっていました。

Black_Bag_Kami_CP.gif倉田さんの原動力となっているのは、カンボジアを良くしたい、というまっすぐな想いだと感じました。言葉の端々、エピソードの一つ一つから倉田さんの想いが伝わってきました。

貴重なお話を、本当にどうもありがとうございました!



↑ 倉田ペッパーのコショウ、パッケージもとても可愛いです。


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2009年05月29日

ティリさんにお会いしました。

今日は、カンボジア人法学者のティリさんとお会いしました。ティリさんはこれまでも、主にカンボジア現地の法律面について、SIFCの活動にご尽力頂いていました。来日されて13年、流暢な日本語と、ウィットに富んだ話し振りに、一同引き込まれてしまいました。

幅広いテーマにクリアなご意見をお持ちなティリさんですが、特に法律にまつわる様々な話、法律の整備と開発の関係、法律が社会で果たす役割、法律の比較を通じて見えてくるもの等々、本当に興味深かったです。そして、ティリさんのこれまでの人生、当時大学に「法学部」がなかったカンボジアで人権に携わるお仕事をされたことを契機に法律の世界に入られたこと、その後思わぬ縁で日本に留学されたこと、現在はカンボジアの法律の将来を担う国際学会をカンボジアで立ち上げられていること・・・ティリさんの人生から、カンボジアの法律の歴史、社会の変動をも垣間みられたように思います。
「法学」の断絶していた社会で、再び法律を論じ、作っていくことは命がけの仕事、その一方で「昔は人が面白いと思っていたけど、今は人より人生が面白い」と語るティリさん、バランス感覚が絶妙です。

今後とも、法律はもちろん色々なことをSIFCにご教示頂きたいと思います。
posted by ARUN at 23:00| Comment(0) | ひと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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