2012年01月22日

木曜日のソーシャルファイナンスシンポジウムに是非おこしください!

皆様

年に1度、東京でのARUNシンポジウム
いよいよ木曜日夜に迫ってまいりました。
2度と実現しそうにない豪華な顔ぶれが
一堂にかいします。
どうぞおこしください。

■日時:2012年1月26日(木)
18時30分 会場受付開始
 19時00分〜21時00分 シンポジウム
 21時15分〜 懇親会 

■東京都港区赤坂1丁目2番2号
        日本財団ビル2階
         地図

■プログラム概要(予定)
 1.ARUN代表 功能聡子 2011年度の活動のご報告
 2.ゲストスピーカー・ARUN代表・ディレクターによる
    パネルディスカッション
   「ビジネスとソーシャル・インベストメントから
    生まれる新しい国際協力の形」

■ゲストスピーカー 
 あすかアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 谷家 衛氏
 NPO法人かものはしプロジェクト共同代表 青木健太氏
■会場
 日本財団ビル2階 大会議室 地図
■参加費
 1,500円 ※おつりが出ないようにご協力をお願いいたします

功能代表から改めて
催しの狙いをご説明させていただきます。

2011年は私たちにとって本当に大切なものは
何かを改めて考えさせられる年でした。

多くの方が生命を落とされたその悲しみと意味
とを私たちは時間をかけて受け止めていくので
はないかと思います。

同時に震災復興を契機に、東北地方の企業や
起業家を応援する様々な新しい仕組み〜市民参加に
よる小口出資ファンドや、海外からの寄付を
原資とした中小企業支援の仕組みなど〜も生まれました。

こうした民間の動きに連動して、年末には
金融庁が、金融検査マニュアルの運用明確化
(「資本性借入金」の積極的な活用)を
行って中小企業の経営改善を後押しするなど
制度面でも変化が起きつつあります。

ソーシャルなお金の流れをつくろうという動きが
ますます大きくなっている今年、ARUNも
初心を忘れず、前進していきます!

今年最初のイベントは、1月26日に東京で開催する
ARUN設立2周年シンポジウム
毎年、ARUNのビジョンに共感してくださる
先鋭的なゲストの方々にご登壇いただいてい
ます。今年のゲストは、投資家としてインパクト投資にも
ご関心をお持ちの谷家衛さんと、
NPO法人かものはしプロジェクトの現地コミュニティ
ファクトリーで、日々カンボジア人ワーカーと奮闘する
青木健太さんのお二人をお招きします。

異なる立場からカンボジアの将来性を見ておられる
お二人とARUNディレクターが、
社会的企業と社会的投資の役割と未来について語ります。

シンポジウムの後には、フレンチレストランで
懇親会も予定しています。
懇親会もあわせてぜひご参加ください!


功能聡子


posted by ARUN at 12:53| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月16日

火花が散った! ビジネスコンペティション

シリーズでお伝えしてきた
カンボジアシンポジウムも、いよいよ最終回だ。
今回は、11月22日〜25日午前にかけて開催された
ビジネスコンペティションのアイデアを
シェアしたい。

日本とカンボジアの学生合計18人で6チーム(各3名)が結成され
アイデア合戦が繰り広げられた。
22-23日にかけ都市部・農村部をそれぞれ舞台に展開する社会的企業2件へのインタビューと
農村部の訪問を行った後、たった24時間でビジネスアイディアをまとめ(24日)
25日の発表会でアイディアを競い合うというもの。
学生たちは、今、どんなビジネスが必要だと考えたのか。
振り返ってみたい。


New Day Association

彼らが取り上げた問題は「教育」。カンボジアでは大学に
進学できる学生はほんの一握り。そしてその一握りでさえ、
多くが在学途中で学費の支払いが困難になり退学を余儀なくされる。

カンボジア人学生との議論を重ねたからこそ生まれてくる問題意識だろう。
そこで彼らが掲げたアイデアがNew Day Associationという奨学金事業だ。
就学困難者への奨学金や雇用に向けたトレーニング等を実施する。
ビジネスとしては収益モデルの確立が難しいとの指摘はあるものの、
現地視点の問題意識が色濃く反映されていたビジネスアイデアであった。

Super Green Store

カンボジアの農家では依然として大量の化学肥料が使われ、
周辺住民の健康を害している。ここに問題意識を見出したのが
Super Green Storeだ。

彼らのビジネスは有機栽培によって作られた食材を加工、
調理前の材料の状態で宅配販売するというビジネスだ。
有機栽培を行っている農家や社会的企業から食材を調達する方向で、
ARUNの投資先でもあるCEDACとの連携も想定した。

有機栽培による農家の健康状態の向上だけでなく、
消費者により安全な製品を届けたいという思いも込められていた。

Tomorrow Dream

「この写真の子供達はいくつだと思いますか??」
そう審査員に聞いたのはTomorrow Dreamのメンバーだ。
写真を見た審査員達は子供達の実年齢より3,4歳若い年齢を答えた。
そこにTomorrow Dreamの問題意識がある。

農家コミュニティを訪問した際に、元気な子供達の姿とは裏腹に、
その栄養状況に目を向けられずにはいられなかった。
彼らはカンボジアで広く使われている、塩、パームシュガー、
調味ソースに必要な栄養素を添加した「Plus」という製品の販売を目指した。
普段使われている調味料を少し変えるだけでも大きな変化につながる、
そうした思いが感じられた。


HELP Centre

Happiness, Empowerment, Leadership, Productivityの頭文字を
とったHELP Centreは他のアイデアとは違った色彩を放っていた。
彼らが焦点を当てたのはカンボジアの人々の精神面での問題だ。
現地の学生と議論を重ねた結果、依然として多くの人々が受け身の姿勢、
仕事へのモチベーションの低さ、クリエイティビティの欠如、
無責任さといった負の要素を持っているのではないかと考えた。

彼らは、HELP Centreを通じて、こうした問題の改善につながる
教育サービスの提供を掲げた。富裕層と低所得層で料金設定を変えると
いった相互補助のモデルを採用するなどの工夫も印象的であった。

Agricultural Media

カンボジアは農業従事者が人口の多くを占める国だ。しかし、
まだそのポテンシャルを充分に発揮できてはいない。そこに問題意識を
持ったのはAgricultural Mediaだ。彼らは農家に特化したメディアを立ち
上げることで、農家の生産性向上と収入増を目指した。新聞やウェブサイト
ラジオといったメディアを通じて、市場の動向、新しい農業方法、
取引先候補などの情報を発信していく。マイクロファイナンス機関などとの
パートナーシップを通じてメディアの拡大、情報収集の補完といった
工夫も見られた。

CHEF

激戦の中、優勝したのはCHEF、Cambodian Health and Educational Foodだ。
大学などの教育機関で健康に配慮した食事を提供するというシンプルなビジネスだ。
しかし、その問題意識、解決への道、ビジネスモデルの明確さが際立った。
カンボジアの学生の間では「高いものが健康」というイメージが先行し、
先進国で問題視されているファストフードなどが健康志向で買われるという。

彼らは健康食品を大学の学食などを通じて販売するだけでなく、
啓発活動を盛り込むなどして「教育」という要素を強調した点も特徴だ。

単に市場の需要に応えるのではなく、そこにある社会的課題からビジネス
アイデアを展開している点が高く評価された。

CHEFはビジコン最終日に開催された、ARUNシンポジウムの中で
100人以上の聴衆の前でプレゼンをした。
また、カンボジア人学生2名には、カンボジア日本人材開発センター(CJCC)から
優勝賞品として、来年度同センターで開講される起業家育成コースの
受講資格が与えられた。

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posted by ARUN at 23:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月15日

社会投資家とセダックのコマ総裁が描くソーシャル・ファイナンスの未来

シンポジウムの最後を飾ったパネルディスカッションでは
カンボジアでARUNの先輩格といえるソーシャルインベスター
オイコクレジットインシィター、そしてARUNの
最大の投資先であるセダックのコマ総裁に
ARUNの功能代表が加わる形で議論が展開した。

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オイコクレジットは現在カンボジアで
マイクロファイナンス機関含む14の社会的企業に投資。
インシィターはカンボジアで5つの社会的企業に投資をしている。

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パネルディスカッションでは、カンボジアの社会的投資家と
社会的企業家が連携をはかりハンズオン支援などの成果が出ているという
成果が報告された。投資の形態を融資でなく株式投資の形にして
企業のガバナンス体制を更に強化したいという投資家側の意向については、
セダックのコマ総裁が現時点では難しいと回答するなど、
まだまだ共に前進するための課題があることも浮き彫りとなった。

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またカンボジアではセダックのようにNGOから株式会社に
展開することで寄付依存から自立を目指す組織が少なくないが、
企業のメンタルセットをどのように改善できるのか、
最前線で課題解決に挑むパネリストからの率直な意見が表明、
共有された。会場に足を運んだ人たちの中にはARUNら社会投資家からの
投資に期待して参加した人たちも少なくなく、質疑応答のコーナーでは
投資する際の基準をはっきりさせてほしいという意見が出た。

他方、投資家サイドからは一般の金融機関と比べて投資条件が緩いという
理由だけで期待しないで欲しいという発言もあり、
カンボジアの社会的投資が理想論から現実性、具体性の段階に
入っていることがはっきりした討論となった。
posted by ARUN at 22:55| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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